PHASE-03 「たかが従姉妹との恋。」 中西 鼎
こんにちは、ふぃおです。
第3回の読書感想は、
「たかが従姉妹との恋。」(著:中西 鼎)(Illustration:にゅむ(ガガガ文庫)
を紹介していきます。
初めてのキスが従姉のお姉さん!?私の好きなスメルが香ってきます。ガガガ文庫さんは定期的に私の情緒を破壊しにやってきますね。抗いようが有りません。もっと壊してください。実は、発売直前まで完全にノーマークだったんですよね。「12月の残りの新刊はこの作品を買います」ってTwitterで呟いたら、フォロワーからオススメをされました。おれは!ちょろいっ!!こんな私を愛しちゃう!表紙のお姉さんの雰囲気いいですよね…
あらすじ
初キスの相手は四つ年上の従姉だった。
初めてキスをしたのは幹隆が小学六年生の時、相手は四つ年上の従姉「あやねえ」こと、中堂絢音だった――。高校進学を機に大富豪の祖父が遺した都内のマンションで一人暮らしを始めた幹隆は、同い年の従姉妹・真辺伊緒と眞耶と再会する。彼女たちもマンションの一室を相続したことで、故郷の三重から越してきたのだ。互いの部屋を行き来してのお泊り会など、不本意ながらも従妹との賑やかな日常が始まる。そんなある日、幹隆はあやねえと再会する。彼女もまた同じマンションの住人だった……。初恋の相手は従姉――甘くて苦い恋物語。
毒は 現在も蝕み…
初恋の従姉、再会する従姉妹、親戚の関係内を進行していく物語はビターな味わいでとても良かったです。4人とも同じマンション内に住んでいるところも新鮮でした。主人公の幹隆くんは、高校生になっても従姉とのキスを忘れられないでいます。彼は、毒に侵されつつも決して暗い性格ではありません。そのギャップも魅力的です。やはり、年上のお姉さんはミステリアスですね。年の差以上に不思議で大人に見えるものです。いずれは万物万病に効くでしょう。同じく従姉妹の真辺姉妹との関係にも注目です。再会直後はお互いにうまく距離を取れない部分や、昔の雰囲気のまま戯れたりするところが、読んでいて微笑ましかったです。
個人的に好きな子は従妹の真辺眞耶ちゃん。姉の伊緒と違い、引っ込み思案な彼女ですが、仄かな想いを抱えていています。話すときの口調もとても可愛いので、注目して読んでいただけたらなと思います。
まとめ
ミステリアスな年上のお姉さんが好きな方、ほろ苦いテイストが好きな方にオススメです!ヒロインたちとの距離が物理的にも血縁的にも近いのも魅力的です!キスの描写は逸脱でした。心して挑んでください。
読んでいる最中は、とても大きな爆弾を抱えながら読んでいる気分でした。次巻以降もこの雰囲気が続くとしたら、私の情緒は壊れてしまいます。むしろ、私の世界ごと壊してほしいです。
気になった方はぜひとも読んでください!
第3回の記事、いかがだったでしょうか?今回の感想を書くまでに、別の作品をつい4冊ほど読んでしまいました。日々の労働は本を読む軍資金を生み出すとともに、私のHPとBP(ブログ書くポイント)を確実に奪っていきます。そんなときはどうするか?そう!別の本を読むことで回復を謀ります。文字から得られる栄養で元気百倍!気づいたらブログネタの作品が増えているぞ?あっるえ〜?どうして〜〜?さぁ、私の積み(罪)を数えろ!
……では、次の記事でお会いしましょう
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↓今回紹介した作品はコチラ!
タイトル:たかが従姉妹との恋。
著者:中西 鼎
レーベル:ガガガ文庫
ISBN:978-4-09-453103-9
"表紙の画像は版元ドットコム様よりお借りしています"
[https://bookwalker.jp/de37e2245e-b80e-4f34-9398-d561a9651595/?acode=JZubbnW6]